いよいよ年末 | ||
2005.12.26 | ||
今年もあと数日となりました。 この書き込みも年内はこれが最後になると思います。 ふとしたことからはじめたこの日記も10ヶ月ほど続きましたが 気にかけて読んでいただいている方々には心から感謝いたします。 今年は建設業にとって当たり年?というほど色々な事件の起こる一年でした。 そんな年に日記を公開し始めたものだから 読み返してみるとかなりネガティブな内容ばかりになってしまいました。 私自身はそこまで世の中を憂いて生きているつもりはありませんが それほどに今年の事件は私たちにとって身近で且つ重大な問題が 多かったということでしょう。 何がおきても不思議でない時代、いったい来年は何が起きるのか? ともかくせめて自分たちだけは正しく生きよう! それが今年の教訓となりました。 来年は世の中が明るくなるようなニュースが溢れますように祈りつつ 今年を締めくくりたいと思います。 本年もご愛顧いただきありがとうございました。 来年を引き続き宜しくお願い申し上げます。 皆様も良い年をお迎えください。 ご意見ご感想は 「こちら」からどうぞ。 |
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性善説・性悪説 | ||
2005.12.20 | ||
最近この言葉をよく見かけるような気がします。 「これからは性悪説に則って判断しなければ・・・」とか。 そもそもこの言葉は儒教の倫理観によるものらしく 人間は生まれながらにして善か悪か?を問うものです。 確かに昨今の度重なる事件を見る限りやっぱり悪?と感じてしまいます。 私は基本的には性善説を主張したいと思いますが、 でもこれは願望といったほうがよいかもしれません。 私自身を含め人間は誰しも豊かになりたい、楽をしたいというような 本能的な欲望を持っているわけで、つまりは悪とは言わないまでも それに近い素養は持っているものと感じます。 問題はそのバランスがいかに取れているかによるのではないでしょうか。 そういえば私は普段誰よりも自分自身を性悪説でみています。 元来かなり疑い深い性格であり、ついつい何事も否定してみて 否定できなければそれは良しというような思考をしがちです。 特に自分の行動に対しては心の中で常に葛藤があり 社長という立場上、それ以上誰かに判断を委ねる事が出来ない為 それでいいのか?と自問自答することによって決断をしています。 そして大抵は一瞬頭をよぎった悪の部分から善の方向へ 引き戻しているように感じます。 世の中のほとんどの人がこのように善悪のバランスが取れているため 社会というものが成立しているわけですが 最近このバランスが取れない人が多いのか? いや、それよりも善と悪のボーダーラインそのものが曖昧になり 悪を悪と認識できない人が増えてきているように思います。 さらにその反面でそういう人に限って自らはさておき他人に対しては 最大の善を要求するような風潮も感じます。 世の中全てが善で構成されることは理想ではありますが 全員が自給自足でもしない限り今の社会構造からしてありえないでしょう。 ならばせめてそのボーダーラインが正常に認識できるような 教育なりシステムなりが必要なのかもしれません。 ご意見ご感想は 「こちら」からどうぞ。 |
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継続する力 | ||
2005.12.12 | ||
久しぶりに趣味の車のネタです。 以前にこのページでも趣味でシトロエンという車に乗っていることを 書きましたが実は最近乗り換えました。 でもこれまたシトロエン!(ただし中古ですが・・・。) シトロエンに乗っているというと、ちょっとした車好きの方からは 必ず「あの上がったり下がったりする車?」と聞かれます。 その通り!今度の車は念願?の車高が上下するシトロエンです。 この車高が上下する機構は「ハイドロニューマチック」といい 空気と油圧で最良の乗り心地をもたらし、同時にハンドルとブレーキも 制御するという一見最新の技術のようですが 実はちょうど50年前に初めて世に出て以来、 進化はしているものの基本構造は全くそのままに いまだにシトロエンがこだわり続けている技術です。 半世紀も前に当時としては画期的なシステムを開発したこともすごいですが、 故障が多いなどの悪評や会社の資本関係が何度も変わる中で 50年もの間、ひとつの技術にこだわり続けていることに 私は何より頭の下がる思いがします。 そういえばポルシェも独自のRR(リアエンジン・リアドライブ)にこだわり 同様に50年ほど造り続けています。 本当のものづくりとはこのように作り手が信念を持ち 改良を加えながらどこまでも最良の形を追求していくことのように思えます。 そしてそれによって本当に良いものは時代を超えて受け入れられます。 弊社は来年、創立35周年になります。 まだまだ歴史を語るほどの年数ではありませんが これからも信念を持った家造りで歴史を刻んでゆきたいと思います。 ご意見ご感想は 「こちら」からどうぞ。 |
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