私たちの想い
弊社は創業以来、注文住宅の設計施工を行ってまいりましたが、
阪神淡路大震災で街が壊滅的な被害を受け、
その復興の道筋でこのハイレベルな住環境を誇った街が画一的になっていくことを肌で感じました。
同時に建築家がいくら素晴らしいデザインを考えてもそれを施工できる請け手がいない。
一軒でも多くこの街の風景になるような住まいを作りたい、
私たちならば建築家と二人三脚でやっていけるのではないか、
そのような想いから施工請負の仕事を増やしてまいりました。
施主と建築家と私たち造り手が手をつなぎ、街の風景となるような住宅を作っていきたいと願っています。
私たちの強み
弊社代表の山野拓也は大学卒業後6年間アトリエ事務所にて修行をしてきました。
その時の経験から建築家が望む理想の工務店像を目指してきました。
現場監督が常駐する、施工図が書ける、適切な施工知識があるなど、
大きな現場では当たり前のことが町の現場では当たり前ではない。
まずはそれが普通にできることが弊社の強みです。
また代表をはじめ設計部門のスタッフも施工に関わりますので、
建築家の言葉を理解し現場に反映することができます。
そしてこれまでの多くの施工実績によるノウハウの蓄積により難易度の高い施工にも対応できます。
私たちの取り組み
これまで建築家の仕事を請け負ってきた同業他社の多くが倒産しました。
「建築家の仕事は儲からない」それが業界の常識となっています。
しかしこのままではさらに請負うものがいなくなります。
私たちはその常識を破るべく試行錯誤を繰り返し以下の取り組みをしております。
①徹底した積算・見積もり
弊社では非常に細かい部材まで一本単位で拾い出し明細化していきます。
結果として木造住宅でも明細は100頁以上となります。
昔から建築家は「図面を書きすぎると細かく拾われ高くなる」と言われますが、
そのようなどんぶり勘定では現場もうまくいきません。積算能力=施工能力と考えています。
②原価公開方式
見積書に記載する単価はすべて原価(仕入れ値、発注額)を正直に記載しております。
もしそれよりも安い仕入先、業者を推薦いただければいつでも採用いたします。
施主様、建築家からの支給も可能です。
ただし諸経費という項目は一般的な料率より高くなります。
これは一般的には単価にもマージンを乗せ、それと諸経費とで荒利を確保しますが、
私たちはその荒利も公開しております。この諸経費はまさに現場管理にかかる費用とお考えください。
③チームによる施工管理
一般的に住宅レベルであれば1~2名の現場監督が管理をしていきますが、
弊社では設計部員も含めたチームを編成し管理を分担していきます。
これにより現場監督の負担を軽減し、また複数によるチェックを行うことでミスを減らし、施工品質を上げていきます。
私たちのお願い
①施工時期について
おかげさまで多くの施工依頼をいただき現場は常にほぼフル稼働の状態で、
ご依頼いただいてもご要望通りの工事期間で対応しかねる場合があります。
できればできるだけ早い段階でご相談いただき着工可能時期をご確認ください。
なお実際の着工時期は契約時に確定するものとし工事予約はお受けしておりません。
②見積もり依頼について
現在多くの工事を特命で依頼いただいておりますが、工事入札・見積り合わせについても対応させていただきます。
見積もりを作成するには大変な労力がかかりますがこれまで業界の常識としてそれらは無償で行われてきました。
弊社も基本的は見積もりは無償で行いますが、セカンドオピニオン的なご依頼の場合は有償となります。