ご挨拶

 昭和8年(1933年)初代越智杉一が単身愛媛から芦屋に降り立ち、建築請負業を始めたときから越智工務店の歴史は始まり、2023年に無事90周年を迎えました。その間、第二次世界大戦、オイルショックやリーマンショックなど度重なる経済危機、なによりあの阪神淡路大震災も乗り越えて今があります。 

 90年の歴史の中で時代に応じて業態を変化させてきましたが、たった二つだけ変わらなかったことがあります。一つはずっと芦屋で商いをしてきたこと。芦屋・阪神間をこよなく愛しそこに根差して芦屋らしい仕事をしてきました。もう一つはずっと住宅にこだわってきたこと。建築業にはいろいろな業態がありますが、越智工務店は住宅を専門とすることに今もこだわっております。そして現在はその集大成ともいうべき、難易度が高く同時に高いクォリティーが求められる有名建築家設計による住宅の施工を得意としています。

  現代表の山野拓也は、大学卒業後建築家を志し設計事務所の勤務を経て、越智工務店に入社しました。修業時代の経験の中で施工者の重要性を感じ、設計意図を汲み取ることができる自分が施工者となればきっと施工精度を上げることができる、と確信しました。また阪神淡路大震災を経て、神戸や阪神間の名建築が消えていき、代わりに判を押したような個性のない建物が並び始める中、このままでは地域の素晴らしい住文化が失われ風景が変わっていくことを危惧し、ならば我々がその受け皿として一軒でも多くの素晴らしい住宅を造っていこうと決心をいたしました。

 建築の請負、中でも難易度の高い住宅の請負は一筋縄ではできませんが、社員一同日々研鑽と努力を重ね、歴史に残るような仕事に誇りを感じながら、この大好きな街の風景をこれからも創っていきます。

株式会社 越智工務店

代表取締役 山野拓也

経営理念

一.創造力と日々の研鑽をもってお客様の夢の実現のために全力を尽くす。

一.地域に根差しその豊かな住文化の継承と進歩発展に寄与する。

一.社業の永続・発展により全従業員の物心両面の幸福を追求する。